成田空港にデルタ航空と言う聞きなれない航空会社飛行機がたくさん停まっています。
さあ?デルタ航空ってどんな航空会社でしょう?
デルタ航空は今まで日本でお馴染みのノースウエスト航空がデルタ航空に吸収合併されてできた会社です。
ノースウエスト航空と同じかな〜と思うと少し違っているかもしれません?
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New! ノースウエスト航空はデルタ航空に実質吸収合併され(新)デルタ航空と名前が変わりました。
デルタ航空は2009年コンチネンタル航空との提携も終了しました。
ワールドパークスはデルタ航空のスカイマイルに引き継がれそのまま利用できます。
FFP会員特典などはデルタ航空風に大きく変わりました。
秋/2009
2009年からデルタ航空・エコノミークラスでのお酒類はビール・ワインのみ無料です。
2008年末にデルタ航空との合併が許可が下り決定しました。
合併後はデルタ航空の名称となりNWAは実質なくなりました。
本社はアトランタに置き、ミネアポリスは支社の扱いになります。
この合併で多くのアメリカ国内線と南米路線も持つ新会社となります。
アジア太平洋路線は変わらないと発表ですが変化も予想されます。
デルタ航空は2010年日本航空の経営破たんを受け日本航空に提携を持ちかけました。
太平洋に多数の路線を持つ両社は提携のメリットもあると日本所轄官庁も考えていたようです。
しかし、日本政府お声掛りで決まった日本航空新CEOの鶴の一声でデルタとJALの提携はなくなりました。
もちろん主力は太平洋便です。
アメリカへは西海岸シアトル・サンフランシスコ・ロスアンジェルス
ポートランドソルトレイクシティに(時期により変更があります。)
また、中東部アメリカではミネアポリスとデトロイト・アトランタとニューヨークへ直行便
アメリカ各地へは以上の空港から経由便が飛んでいます。
デルタ航空はノースウエストより国内線は充実しています。
デルタ航空のオリジナル機材は長距離用B777と中距離用B767です。
エアバス330-200機材が太平洋路線とそれの以遠権のあるアジアに就航しています。
成田からアメリカはシアトル・ポートランド・サンフランシスコへ
成田〜アジアはシンガポール・バンコック・ソウルへ就航しています。
この機材は中型機ですがNWでは珍しく
エコノミークラスにも個人用のモニターとオンデマンドエンターテーメントがついています。
新しい機材のため静かできれいなのもうれしいです。
しかしデルタ航空のB767に置き換わる航路も多くなりました。
一部短距離路線プサン・広州・名古屋経由サイパンと一部成田〜グアム路線はB753と言う小さい機材になります。
この機材はビジネスクラスがアメリカ国内線とほぼ同じ仕様で狭いです。
また成田〜バンコック・台北便はB757の大西洋路線仕様が使われています。
またハワイ便はボーイング744とエアバス330が投入されています。
ノースウエスト航空国際線はビジネスクラス・エコノミークラスの2クラス制です。
国際線でファーストクラスの設定はありません。
アメリカ国内線ではファースト・エコノミーの2クラスです。
アメリカ国内線のファーストクラスは座席も狭く名称だけのようです。
デルタ航空は発足後の2010年3月現在では安い料金の航空会社ではありません。
航空会社は搭乗客にチケットサマリー(要約)をくれますがこれは航空券ではありません。
サマリーは搭乗予定やお客様の情報を印刷しただけのものです。
サマリーの目的はチェックインの時の手助けや外国入国時に帰りの航空券提示のかわりに利用されます。
もちろん、お客様が登場する航空便番号や時間などをお知らせします。
E航空券サマリーはまEメールに添付ファイルで送信され自分で印刷する事もあります。
E航空券のなにが便利?
一番便利な事は航空券は航空会社のコンピューターにあり紛失する恐れがありません。
またサマリーは無くしても名前だけでチェックインができまったく困りません。
航空会社にとっては航空券を無人のオンラインで販売できます。
更に航空券を発行したり発送管理する手間が要らなくなります。
(NW航空は航空券を予約センター電話で購入すると25USD手数料がかかります。)
コスト削減にはコンピューターでの予約販売とEチケットは不可欠な物です。
最近ではツアーや格安航空券でもEチケットになる傾向が多くあります。
Eチケットは自宅でオンラインチェックインとか空港でも無人のキオスクチェックインができます。
このチェックイン方法は長い列に並ばずにすみ大変便利です。
正規割引はその価格によって自由度が違います。
一番高いものではたった一日滞在でアメリカに往復できますし,
安いものではツアー並の滞在が条件つけられます。
またキャンセル料も一番安いものは発券後は価格の50%がかかります。
利点は直接購入のため希望の席に予約ができます。
変更も一定の条件下でできる事があります。
バリュー7と呼ばれる運賃以上では一定の条件下,
お手持ちのスカイマイルを使ってビジネスクラスを利用できます。
航空券は事前に手に入りますので旅行会社経由のような不安感がありません。
航空券をお持ちの方は荷物検査後,
デルタ航空のカウンターにクラス毎に並んでチェックインをします。
荷物検査時点で航空券が必要です。パスポートと一緒に用意して下さい。
座席を予約していない方はチェックイン時点で希望の座席があれば言って下さい。
空いていれば用意してくれます。
<Eチェックイン/オンラインチェックイン>
デルタ航空はE航空券(チケット)を持っているお客様に
Eチェックイン/オンラインチェックインができるようになっています。
オンラインチェックインは搭乗24時間前から自宅などのインターネットでチェックインができます。
チェックインが終了後、自分で搭乗券を印刷します。
空港ではカウンターで確認を受けるのと荷物を預けるだけです。
セルフチェックイン(キオスクチェックイン)は空港のチェックイン機械で自分でチェックインをする事です。
パスポートのバーコードとスカイマイル会員証か航空券購入クレジットカードで本人確認をします。
あとは日本語で簡単に搭乗券が発行されます。
この際も荷物の預け入れ手続きだけは有人カウンターで行います。
この両方のチェックイン方法の便利な点は自分で座席変更が可能です。
もし最初に決められた席よりもっと良い席があったときはその場で変更できます。
オンラインチェックインは24時間前から可能ですのでもっと座席を選ぶチャンスが大きくなります。
<出国手続き>
時間に余裕を持って出国審査を受けて下さい。混む事もあります。
出国審査はパスポートと搭乗券を提出します。書類は必要ありません。
搭乗はチェックイン時に時間を指定されますので遅れないように搭乗して下さい。
普通出発時刻の30分以上前が搭乗時間です。定刻はドアが閉まってもう乗ることができません。
免税売店(デューティーフリー)は出国後から搭乗の前の時間に利用できます。
日本帰国時は立ち入る事ができません。
機内でも幾つかの品が免税で購入できます。
デルタ機材のB767・777は通路が二本のワイドボディです。
B767は座席横がビジネスが2−2−2、エコノミーが2-3-2配列です。
B777は座席横がビジネスが2−2−2、エコノミーは3-3-3配列です。
どちらも大西洋横断路線用にビジネスエリートがフルフラットベット席を導入しています。
残念な事に2010年現在太平洋路線には導入されていませんしその予定も無いようです。
エコノミーの荷物は座席の下かオーバーヘッドビンと呼ばれる頭上棚に入れます。
座席には音楽や映画を楽しむ時のオーディオ端子があります。
他に,個人用の読書灯とエアーの吹き出し口があります。
出発離陸時は十分な点検確認とビデオでの保安説明をします。
ヘッドホン(ヘッヅセット)が配られます。
これで音楽放送や機内映画の音声を聞く事ができます。
B747では各キャビン前の大型スクリーンで映画を見ます。
上昇後航空機が安定すると飲み物のサービスがあります。
お酒類以外は何杯でも無料でサービスされます。
飲み物はビールワインは無料その他のアルコール飲料(有料)と
ソフトドリンク、ジュース類、コーヒー紅茶があります。
最初のドリンクカートにはワイン類とコーヒー紅茶が積まれていません。
これは後から来る食事のカートに積まれています。
アルコール飲料は各種ビール・ウイスキー・スピリッツ・リカー類と
それを使ったスタンダードカクテル(ジントニック・ブラッディマリーなどなど)が
エコノミーでもお願いできます。(有料)
機内は気圧が低く酔いやすいですからご注意下さい。
ミール(機内食)は太平洋路線では出発後と途中のスナック、到着前と3回用意されます。
出発後はディナーと呼ばれ温かい食事が用意されます。
普通はビーフとチキンなどからの選択になります。
席によっては食事が選べない事もあります。
メインの他にサラダ,デザートやチョコレートがついている事があります。
途中のスナックはティーサンドイッチとアイスクリームなどです。
到着前に軽い朝食様のミールがでます。
昨年9月の航空危機後どの会社も経営状態がよくなくなりミールの内容にも反映しています。
あまり期待しないで下さい。
食後にコーヒー紅茶や日本茶のサービスがあります。
食後酒をエコノミーでも注文を取る事があります。(有料)
ギャレー(配膳室)に行けば追加飲み物はもらえます。
近中距離路線のミール
アジア便では行きは一回のミールが配られます。
内容的には簡単なものが多く太平洋路線とは違ったものです。
韓国やグアム便などはサンドイッチのようなコールドミールになります。
帰り:アジア・ミクロネシアの近距離便は一回のミールです。
シンガポールのように中距離便は二回のミールサービスがあります。
ハワイ便は行き帰り共二回のミールサービスがあります。
搭乗後はすぐにシャンペンやジュースなどのウエルカムドリンクと上着やコートを預かってくれます。
新聞や雑誌なども用意されます。
長距離路線ではスリッパやアメニティグッズを配ります。(経費削減で現在は?)
出発後安定飛行に入るとお好きな飲み物をナッツと一緒にグラスでサービスします。
ミールは中短距離路線では前菜とサラダ、メイン料理を同じお盆に載せてきます。
長距離路線では別々にサービスされる事があります。
食後は長距離便はフルーツ・チーズとデザートを短距離便ではデザートがコーヒーなどとサービスされます。
食後酒もお願いできます。
飛行中はギャレー前にスナックと果物が用意されており自由にいただけます。
今までの機材では座席には個人用のテレビモニターがあり、
自分で好きな番組を見たり音楽を楽しめます。(ゲームはありません。)
ビデオは自由に好きな所から見られるオンデマンドシステムではなく普通のものです。
エアバス330―200はオンデマンドで映画を楽しめます。またゲームも数種あるようです。
【ビジネスエリートクラス】
長距離機材ですべてビジネスクラスの座席が一新されました。
旧NW機材は動作は電動で斜めのフルフラットシートです。
大型のパーソナルビデオモニターや個別の読書灯なども用意されています。
デルタ機材は日本路線ではフルフラット席ではありません。
座席は旧NW機材もデルタ機材も革張り席になりました。
少し冷たくて硬くて滑るのが欠点です。
またビジネスクラスの寝具も大きなキルティング布製になりました。
大きくて十分お休みの毛布代わりになりますががさばります。
座席は約60インチ(150cm)の間隔があり大変広いです。
到着後は一般の客さんより早く機内から出る事ができます。
また機内預けの荷物は優先荷札で最優先で出てきます。
サービスはきびきびとしたアメリカ的なものです。
慣れない方には味気なく感じられるでしょうし、
逆に鬱陶しくなくてこれを好む方もいます。(私もこの一人ですが・・・)
個人的には世間で言うほどわるい航空会社でないと思っています。
当たり前のサービスはあたり前にちゃんとしてくれます。
でも好みでないと思われる方もいるのだと思います。
今でもノース・ワースト(Worst:悪い)航空だと思っている方もいるようですから・・・
さて、新デルタ航空はどんな味付けの会社運営をするのでしょう・・・・・?
このコンテンツは作者の搭乗経験や今までの経験を元に書かれています。
状況はデルタ航空会社の事情でいつでも変わりえます。
内容について保証はしかねますのでご了承ください。
13/May/2002 Original 1st/Mar/2010 更新・追加