もし、乗り継ぎに問題がでたら


乗り遅れ、遅れ、キャンセルの時どうする?

個人旅行で一番不安なのが旅行中に予定外のアクシデントがおこる事です。
その中でも不安が予定の飛行機に乗れない時でしょう。
その対応法です。
乗れない理由はいくつかあります。
1.フライトキャンセル
2.乗り継ぎ便の遅れによる接続不能
3.単純な時間ミス等、搭乗者の責任による乗り遅れ。

◎フライトキャンセル
普通はリコンファームをしてあると知らせてくれます。
また、直前で空港について初めて知る事もあります。

対策:
この場合悪天候によるフライト不能を除くとすべての責任は航空会社にあります。
多くの場合は他の便に振り替えてくれます。
他の航空会社の便になる事もあります。
また、翌日の便に振り返られる事もあります。その時の出発空港での宿泊等も確保してくれます。
どうしても、現地へ行く必要のある人はカウンターでその旨を強く伝えて下さい。
あれば当日の振り替え便を探してくれる率が高くなります。
また、現地のホテルの予約等で言葉に自信のない人も連絡をしてもらえるよう頼むといいでしょう。
(無連絡で不泊だと次の日からの予約が取れ消されます。)

ツアーの時はふつうは旅行会社係員が代わりに手続きをしてくれます。

◎乗り継ぎ便の遅れによる接続不能
これも、天候等による事情では航空会社は免責になります。
それでも多くは諦めないで下さい。
航空会社の責任による時は到着時に専門の係りが待っている事が多いです。
その時はその係りにこれからの変更を聞いて下さい。
係りがいない時はだれでもいいですからどうすりゃ良いか聞いて下さい。
簡単な方法は自分が乗る便のチケットかボーディングパスを見せる事です。
アメリカでは荷物の再チェックインの係りが対応する事もあります。

また、「Miss Connection」という専門のカウンターを用意している事もありますし、
カスタマーサービスが対応している事もあります。

対応法:
普通、当日の次の接続便やルートを変えて接続便を探してくれます。
当日の便がない時は宿泊ホテルを確保し、翌日便を探してくれます。
普通、ツアーでも乗り継ぎのサービスは無い事が多いので現地の旅行会社に連絡が必要です。
(旅行会社は情報を持っていますが知らせてあげると間違いがありません。)
これらの費用は航空会社持ちです。宿泊には食事が付くことが多いです。

一般に天候等、航空会社の責任にならない遅れで乗り継ぎ不能な時、
これはお客にとっても何のミスもありません。
航空会社は免責(責任をとらなくていい)とはいえほとんど次の接続便の手配や宿泊等の手配を行ってくれます。
タイトな日程の時は早めに手近なチェックインカウンターで聞いてみると他の接続などの手配をしてくれます。
乗り遅れが多勢でた時などは次の接続が楽な便に乗れるかどうかは早めの手配がコツとなります。

◎搭乗者の責任による乗り遅れ
理由にも関わらず、搭乗予定機のチェックイン時間に遅れると
ほとんどの航空券はただの紙切れになってしまいます。
多くの旅行者が利用する格安航空券は記載されている予定以外利用できないからです。
これをFIX航空券と呼びます。
もし乗り遅れそうになったら、まず諦めないで最後まで努力をする。
運が良ければ搭乗機が遅れている事もあるのですから。
連絡が取れれば電話をしてみる。
ぎりぎりに駆け込めてもチェックインの遅れであなたの席がスタンバイのお客に渡っている事もあります。
搭乗45分前にはこうした作業がされます。
それでも機内に預ける荷物がなければぎりぎりまで頑張ってみましょう。

残念ですがもしそれでも乗り遅れたとき、チェックインの係りに丁寧にお願いしてみて下さい。
本来は駄目なのですが多くはそんな意地悪な事はしないようです。
次の便や別の経路を探してくれるようです。

重ねて言いますがFIXの航空券は乗り遅れたらただの紙切れです。
交通事情が何であれ、寝坊であれ全て責任は本人です。
お願いして何とかしてくれなくても文句も言えません。
それを理解してお願いして下さい。
運が良ければホテルも手配も?これは虫が良すぎるかな?

駄目な時は自分で他の便のチケットを購入する事になります。

事故を防ぐために
リコンファームがいらなくても宿泊先等の登録をしておく。
前日のスケジュールの確認。
搭乗予定日は余裕を持って早めの行動。(オーバーブッキングも防げます)
最低限の言葉の勉強。

 

もし航空会社に責任のないキャンセルや遅れが出た場合
天候や自然災害、騒乱など運賃規約に免責と記載されている事項

この場合は遅延、キャンセル、他空港への着陸などが予想されます。
残念な事にこの時は航空会社に何らの責任がありません。
チケットの種類によりますがツアーや格安航空券では
後日や別便などへの振替は航空会社の好意によって行われます。
もちろん宿泊や別な交通手段のための費用も個人持ちとなります。

正規航空券のようにどの会社でも利用できる航空券をお持ちの時は
自分で振替経路などを探す事も利用もできます。
それでも通常、宿泊など経費は自分持ちになります。

まれに航空会社が宿泊や代替交通手段などの手配や、費用を持ってくれる事も
あるようですが、これは原則として例外と考えた方がいいです。

海外旅行は航空会社に責任があってもなくても
遅延や欠航などが起こる可能性があります。
むしろ、絶対とか確実なんて事はありえません。
そんな時の事も十分承知して計画を立てる事をお勧めします。

    2003/May追加記載:
 航空会社の経営状態が悪くなってくると宿泊などの手配が渋くなってきます。
 天候など航空会社に責任の無いケースや旅客の責任になるケースでは
 宿泊などを頼む事がほとんど期待できなくなっています。

 現状では海外旅行客は自分で交渉し、自分で代替手段や宿泊先を探す
 更に日程と予算は十分余裕を持つなど自己完結ができる必要を感じます。
 大変な時代になったと思いますが現状ではそれが現実です。

 再追記:04/Mar/2019
 LCC(格安航空会社)は自社便のみへの振り替えや払い戻しが基本です。
 宿泊費やその他の補償は無いものと思って下さい。
     安いなりのリスクは有ります。

 

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