New SST


開発状況・ニュース

Boeing Co・サブソニッククルーザーは2019年現在、進展はありません。

フランス・日本共同で次世代コンコルド開発計画 <毎日新聞 Yahoo News 2005/06/15>
新聞によりますと次のような事が計画されているそうです。

<次世代”コンコルド”>日仏が共同開発で合意

日本とフランスの航空宇宙工業会は14日、次世代の超音速旅客機(SST)の
共同研究で合意し、フランスで開催中のパリ航空ショー会場で調印した。
英仏の共同開発だったコンコルドは03年10月で運航を終えており、現在飛行中のSSTはない。
今回の日仏共同開発が成功すれば夢の“次世代コンコルド”誕生となる。
ただ、コンコルドの欠点だった騒音や燃費の悪さなどをどう解消し、
安全性を確保するかなど課題も多く、商用化にこぎ着けられるかは未知数だ。

日仏両工業会はSSTの実現に不可欠な技術開発の基礎調査を3年間行い、
その後、具体的な機体開発などにつなげる考えだ。
両工業会の合意によると、研究テーマは超音速という厳しい飛行環境に耐えられる機材の仕様や
耐熱効果の高い炭素系複合素材の開発で、エンジン騒音を減らす新技術の開発にも挑戦する。
両国の航空宇宙関連機関や航空機メーカーなどが共同研究・開発に参加、事業規模は
日仏それぞれで年間1億円を見込んでいる。
何人乗りで速度はどの程度まで高めるかといったSSTの具体的な設計は、今後検討していく。

日本の経済産業省によると、今回の共同開発は03年に仏航空宇宙工業会側から持ちかけられた。
両工業会の話し合いに加え、経産省と仏運輸省が実務者レベルで協議を続けてきた。
仏側が特に注目しているのは、石川島播磨重工業と川崎重工業、三菱重工業の日本メーカー3社と
独立行政法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が開発、03年に完成した
SST用エンジン。マッハ5・5(音速=秒速約340メートル=の5・5倍)の推力を実現したことを高く評価しているという。
日本の航空機産業はこれまで、次世代機787など米ボーイング社の旅客機開発・生産に参画することで
技術水準を向上させてきたが、エアバス社の次世代機A380の開発にも参加するなど欧州勢とも関係構築を進めてきた。
超音速機では、100人乗りでマッハ2で飛んだコンコルドが1969年に初飛行して18機生産された。
しかし、運航したのはフランス航空と英国航空だけで、高い燃料費で運航コストがかさみ、
激しい騒音もあって他の航空会社は採用しなかった。00年にはパリ近郊で墜落事故を起こし、
老朽化から27年続いた大西洋の運航を終了した。【小島昇】

 【ことば】次世代超音速旅客機(SST) 
爆音が激しいうえに燃費が悪く、商用としては失敗だったコンコルドの反省をいかして、
最新技術で低騒音、低燃費、安全性の確保を目指す後継機。
200〜300人乗りで、音速の2〜2.4倍(時速約2380〜約2860キロメートル)の速さで飛行することを想定している。
実用化されれば、東京―ニューヨーク間が最短6時間程度で結ばれることになる。
 (毎日新聞) - 6月15日1時35分更新

ボーイング社・サブソニッククルーザー開発中止の模様! 22/Dec/2002
日本も開発断念  12/Apr/2003

Boeing,Subsonic Cruiser
Faster, Longer Range Boeing Commercial Jet

Brief Description:

Boeing Commercial Airplanes is developing a faster, longer-range airplane.
Flying at speeds of Mach .95 or aboveover extended ranges,
the airplane will provide passengers with greater flying comfort.
Environmental benefits include landings and takeoffs quieter than Stage 4 airplanes.

Seating - three classes:
100 - 300

Range: Greater than 9,000 nautical miles (16,668 km)

Maximum cruising Altitude:
Mid-40,000 foot level or higher (13,000 meters+)

Speed at cruise:
Mach .95 or faster


基本設計
 速度  :マッハ0.95またはそれ以上
 巡航距離:9,000マイル以上(16,668km)
 巡航高度:40,000フィート以上(13000m以上)
 客室  :3クラス 100〜300席

より早く航続距離の長い機材。快適な機内。騒音が少なく環境に優しい機体。

Subsonic Cruiser News 文化省・超音速旅客機の開発断念

2003/4/12掲載のYahooニュースを下記に転載します。

[4月11日19時40分更新]
超音速旅客機の開発断念へ 文科省、飛行実験を中止

 文部科学省は11日、航空宇宙技術研究所が2005年度以降に
予定していたジェット実験機による超音速飛行実験を中止する方針を決めた。
 この実験は、東京−ニューヨーク間を数時間で結ぶ次世代超音速旅客機の国際共同開発に向け、
1994年にスタートした計画の一環だが、今回の中止で開発構想自体も頓挫することになる。

 唯一の超音速旅客機コンコルドの引退も決まるなど、大規模な投資の割に需要が見込めないと判断したためで、
同日開かれた科学技術・学術審議会の航空科学技術委員会に報告した。
 先行実験として昨年7月にオーストラリアで行った、小型ロケットによる実験機打ち上げの失敗も響いた。
今後、同様の実験を2回実施し、コンピューターによる機体設計に必要なデータを取得するが、
ジェットエンジンを組み込んだ実験機の開発は取りやめる。(共同通信)

<読み解く?>・・・
管理人としては無駄な高級官僚の天下り税金泥棒や
バカバカしいほど多い国会議員など余分なものを見直して、
将来への技術や化学的開発に予算を回して欲しいと思っています。
開発が中止される事は本当に残念です。

Subsonic Cruiser News Boeingはあきらめても日本浜で開発継続か?

[1月16日20時23分更新]
<SST実験機>部品改良し、秋にも打ち上げ再開へ

航空宇宙技術研究所は16日、昨年7月に脱落事故を起こした次世代超音速旅客機(SST)の
実験機について部品を改良し、今年秋にも打ち上げを再開する方針を発表した。
また、同研究所は事故原因が、実験機を上空に運ぶロケットの電装部品の設計変更にあったと判断した。
(毎日新聞)

この実験機,過日オーストラリアで行われた試験の際にコマのように回って地面に激突しました。
こんなのを見るともし将来,開発に成功しても怖いかなと思います。
日本はYS-11以来、国産旅客機の開発がありませんので成功して欲しいとは思っていますが。・・・

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030117-00002089-mai-soci

[2002年12月22日更新]
ボーイング社・サブソニッククルーザー開発中止か!
サンケイスポーツ(共同通信)・22/Dec/02から

米ボーイング社は航空業界の需要低迷をうけ
現在開発中のサブソニッククルーザー(亜音速旅客機)の開発を中止する模様です。
ボーイング社は運行コストが約20%削減できる
約250人搭乗の中型旅客機に開発を最優先にシフトする予定です。
この旅客機は2004年に開発に着手し2008年一号機引渡しを目指す予定です。

ボーイングの商業航空機部門のムラーリー最高経営責任者(CEO)は「ソニック開発にも一定の力を入れるが、
低コスト運航の飛行機開発に最大の力を注ぐ」と話しているそうです。

サブソニッククルーザーの開発は残念な結果に終わりそうですがこのまま高速機に需要がないとも思われません。
将来の開発の促進に期待しましょう。

[2002年9月29日更新]
航空新聞社ニュースヘッドライン9/24から

コンチネンタル航空CEOゴードン氏
ボーイング社「サブソニッククルーザー」に興味

−−−−−以下原文のまま−−−−−
【ニューヨーク発・山田友樹記者】
コンチネンタル航空のゴードン・ベスーン会長兼CEOは20日、ニューヨーク市内で会見し、
「乗客は大型機よりも飛行時間が短縮される高速機の方を好むだろう」と述べ、
現在開発に向けての研究が進んでいるボーイング社の「ソニック・クルーザー」構想に
高い関心を持っていることを示した。
米国の大手航空会社のトップが公に「ソニック・クルーザー」構想を積極支持するのは珍しい。

 また、ベスーン会長兼CEOは、まだ同機の性能は明確ではないとしながらも、
太平洋および大西洋路線に適しているのではないかとの見方を示した。
同機が太平洋路線に投入されれば、現在約12時間かかる成田−ニューヨーク間が10時間程度に短縮される見込みだ。

−−−−−以上の文章著作権は航空新聞社にあり原典を明示します。古い記事でリンク切れですが下記にその証左を示します。−−−−
http://jwing.com/w-daily/bn2002/0924.htm

[1月30日19時26分更新]
<最新鋭旅客機>三菱重工など3社が共同研究 ボーイングと覚書
 米ボーイング社の最新鋭旅客機「ソニック・クルーザー」について、
三菱重工業、川崎重工業、富士重工業の3社は30日、
ボーイングと共同研究の覚書に調印した、と発表した。

 ソニック・クルーザーは、ボーイングが08年までに市場投入を計画している
200〜250人乗り旅客機。音速並みの速度で飛行できる新型機の開発を目指す。
開発に先立つ共同研究で、三菱重工など3社は、低燃費・高速運航に
必要な軽量低コストの複合素材などについて担当する。
(毎日新聞)

[12月26日22時50分更新]
国産・準音速旅客機開発計画
<次世代ジェット旅客機>経産省が開発計画 経済性を重視
   経済産業省は来年度から、国内航空機メーカーと共同で、機体の製造費が安く、
運航コストも削減できる経済性重視の次世代ジェット旅客機開発を始める。
来年度予算案で、約2億円の開発調査費が初めて認められ、
3年間かけて欧米との国際共同開発を視野に入れた事業化を検討する。

同省では100席級の国産小型ジェット旅客機「YSX」の開発計画が89年度から進められているが、
生産コスト高が障害となり停滞中。
このため経済性に力点を置いた新計画を追加、2つの計画を競わせることで航空機開発に活を入れる。

 事業化のカギは、低迷している航空機需要の回復。日本の技術力向上と航空機需要の回復という、
開発の2条件がそろうのは、早くても10年先とみられ、その時点で両計画の一本化なども検討されそうだ。

製造コストの削減には、機体構造の簡素化が有効で、
運航コスト削減では、機体の軽量化と空気抵抗の低減による
燃費改善が必要となる。
新プロジェクトでは、日本が軽量素材の開発技術と機体設計技術を磨き、
国際共同開発での主導権獲得をめざす。
操縦機器やエンジンの開発は、欧米メーカーが中心となる。

 新型機の速度は、音速をやや下回る時速1000キロ強。
従来機に比べ1〜2割の向上だが、これ以上音速に近づけると機体にかかる空気抵抗が大きくなるため、
機体強化のコストがかさむうえ、燃費も悪化する。
そこで、「経済性を考えると、この速度が最適」(同省)と判断した。

 速度が上がれば、目的地までの所要時間が短縮され、1日当たりの機体運航回数を増やせるので、
航空会社のコスト削減にもつながる。
 【木下豊】(毎日新聞)

[12月4日20時41分更新]
<ボーイング>東京−NYを2時間短縮 2008年初飛行予定

米ボーイングが開発している新型高速旅客機「ソニック・クルーザー」の開発を担当している
ジョン・ラウンドヒル・マーケティング担当副社長は
「東京・ニューヨークの飛行時間を2時間短縮できる」と自信をみせる。

音速の95〜98%で飛行する新型機は08年の就航予定だが「米テロによる計画変更はない」という。
 (毎日新聞より)

2001年7月6日(金) 15時0分
三菱重工と川崎重工、共同開発へ=
ボーイングの次世代高速旅客機構想(時事通信)

 三菱重工業と川崎重工業は6日、
米ボーイング社が計画し日本企業に打診中の次世代高速旅客機構想について、
開発費を分担して共同開発に参画する方向で準備を進めていることを明らかにした。
富士重工業も参画に関心を示しており、
ボーイングが開発・生産を正式決定した場合、日本の航空機産業にとって
ボーイングのB777型機以来の大型の国際共同開発プロジェクトに発展する公算が大きい。
 ボーイングの次世代高速旅客機は「ソニック・クルーザー」(SC)という名称で、
巡航速度を音速並みにして飛行時間を縮めながら、これまでより航続距離も伸ばす。
座席は100−300席。
性能・仕様は航空会社などとの協議を経て、年末にも固める見通し。
開発費は公表されていない。就航時期は早ければ2007年の予定だ。
  [時事通信社]

2001年7月11日(水) 8時10分
三菱電機、米ボーイングの高速旅客機内でのブロードバンドに協力(日刊工業新聞)

三菱電機は米ボーイングが計画している音速並みの高速旅客機「ソニッククルーザー」の開発に伴い、
機内でのブロードバンド(高速大容量)接続サービス「コネクション・バイ・ボーイング(CBB)」の
開発で協力する意向を明らかにした。

三菱電機は昨年5月、航空機の機内で利用者が
通信サービスを受けられるボーイングのCBBの共同開発提携に続いて、
この6月には航空宇宙事業で広範な包括提携を結んでいる。

このため、開発実績、技術力をベースにソニッククルーザーのCBB開発でも協力していく。
[日刊工業新聞社2001年7月11日]

<2019年現在の状況>

旧コンコルド以上の超音速機の開発が民間主導で行われているようです。
実現すればすごい事ですがどうなるかは見守るしかありません・・・ 
なお、民間人向けのミニ宇宙旅行も計画中のようです。